【お食事だより】8月第一週の献立
8月1日昼食
主菜1:豚肉とゴーヤのガリポン炒め
主菜2:金目鯛の柚子香焼き
冷菜:たたききゅうり
温菜:いんげんと竹輪の煮物
果物:メロン
苦いけど美味しい! そんな食材ゴーヤ。
ゴーヤには食物繊維やカリウム、葉酸、ビタミンCといった栄養素が含まれます。
カリウムは体内の余分なナトリウムを排出してくれる働きがあり、高血圧やむくみの予防に役立ちます。
葉酸は細胞の生産や再生を助けて体の発育に役立ちます。細胞の分裂や成熟にも大きく関わるため、特に胎児にとっては重要な成分となり、妊娠前や妊娠初期の女性はとくに摂取を勧められています。
ビタミンCはコラーゲンの生成に関わることで、肌や粘膜の健康維持に役立ち、美容も期待できる栄養素です。夏は紫外線の多い時期でもあり、ビタミンCは積極的に摂りたい栄養素です。
ゴーヤの苦みはモモルデシンという物質によるもので、苦みによって食欲を増進してくれる働きがあると言われています。食欲が落ちやすい夏にはピッタリのお野菜です!
続いて8月3日の夕食です。
8月3日夕食
主菜1:カレーうどん
主菜2:タラのみぞれ煮
冷菜:トマトと玉ねぎの和え物
温菜:白菜の煮びたし
果物:パイナップル
皆さまは8月2日がカレーうどんの日であることを知っていますか?
制定されたのは2010年のことでして、カレーうどんが日本全国に浸透してから100年を迎える記念の年だったことから制定したとのことです。
では、なぜ8月2日なのでしょうか?
こちらは、6月2日がかつて横浜・カレー記念日であったことと、7月2日がうどんの日であることから、「カレー」+「うどん」で8月2日となったそうです。
カーサでは木曜日の夜が麺の日となっておりますので、一日遅れの8月3日にカレーうどんを提供させていただきました。
暑い日は冷たい麺が美味しいですが、熱々のカレーにつけて食べるのも美味しいですよね!
続いて8月5日の昼食です。
8月5日昼食
主菜1:ハヤシライス
主菜2:エビとセロリのさっぱり塩炒め
冷菜:ハムサラダ
温菜:青梗菜のオイスターソース炒め
果物:メロン
こちらの献立はハヤシライスが主役です。
夏はスパイスの効いたカレーが美味しいですが、牛肉のコクとトマトのさわやかな酸味を感じるハヤシライスも外せません。
ハヤシライスは明治時代に日本で生まれた洋風料理です。起源は諸説あり、代表的な三つをご紹介いたします。
①早矢仕有的(はやしゆうてき)さんが考案
出版社・書店として知られる「丸善」の創業者、早矢仕有的さんが考案したという説があります。
早矢仕さんは西洋の文化・学術を広く紹介することに尽力した方です。
また、早矢仕さんは自宅に招いて友人たちに手料理をふるまうのが趣味であったとされ、そこで披露された料理のひとつが、現在のハヤシライスであったと伝えられています。
医師としても活躍していた早矢仕氏が、栄養失調の患者のためにハヤシライスを考案した、という説もありますよ!
②秋山徳造さんが考案
当時の宮内省で料理長を務めていた秋山徳造さんが考案したという説もあります。
当初は宮内省のみで食べられていましたが、秋山さんの弟子である林氏に伝授しました。
その後、林さんが東京・上野にある老舗フランス料理店の料理長を務めるにあたって秋山さんが考案したハヤシライスをメニューとして提供するようになり、一般にも広く知られるようになったという説がございます。
③ハッシュドビーフが訛ってハヤシライスに!?
ライスした牛肉をデミグラスソースで煮込んだハッシュドビーフにごはんを添えた料理をハッシュドビーフライスと呼ぶようになり、それが訛ってハヤシライスになったとの説もあります。
ここ最近ず~~~っと暑い日が続きますが、これからが夏本番です。美味しいものをたくさん食べて元気いっぱいに過ごしましょう!
今回はここまで。次回の更新もお楽しみ!